ほんとの こと、いっても いい?
えらんで すすむ お話

ほんとの こと、いっても いい?

Is It Okay to Tell the Truth?

ここまで むりょう・7場面

「ヒナ、おたんじょうび おめでとう!」アンが、いちまいの えを、さっと さしだした。「ヒナの え、かいたの! ねえ……にてる?」ヒナは、その えを 見て——あれ? と おもった。かみの いろも、かおも、なんだか、ヒナとは ちがう。アンの 目が、きらきら、ひかって いる。

1 / 7

その えを、アンは、なんにちも かけて かいた。かいては けし、けしては かいた。アンは、おえかきが、とくいじゃ ない。それでも、ヒナの ために、とくべつな ものを、つくりたかった。だれにも 見せない ように、こっそり、かくして いた。きょうの ために。ヒナの あしもとでは、しろい うさぎの モフが、ぴょんと よって きて、その えを、ふしぎそうに 見あげた。

2 / 7

アンは、ヒナの ともだち。なんでも、いっしょうけんめい。むずかしくても、あきらめない。えの すみっこには、ちいさな ハートと、よれよれの じで「ヒナ だいすき」と、かいて あった。それを 見て、ヒナの むねが、あったかく なった。——でも。

3 / 7

でも、もう いちど、えを 見る。やっぱり、にて いない。かみは みどりいろだし、目は おおきすぎる。ヒナの しらない、へんな かおの「ヒナ」。「すきじゃ ない」って、いったら……アンは、どんな かお を する だろう。ヒナの むねが、きゅうっと なった。

4 / 7

「にてる! すき!」って、いえば、いい。アンは、よろこぶ。——でも、それは、ほんとうじゃ ない。やさしい うそを ついたら、アンは、ずっと しらない まま。ほんとの ことを いったら、アンの えがおが、きえちゃう かも。ふたつの きもちが、ぶつかった。

5 / 7

アンが、りょうてを、ぎゅっと あわせて、まって いる。「どう……?」モフが、ぴょん、と えの ほうへ、はなを よせた。ことばが、のどまで、きて いる。ほんとの こと? それとも、やさしい うそ? あと、すこし。

6 / 7

アンの えがおが、ちょっとだけ、ふるえた。「ヒナ……どう、かな?」ヒナは、すうっと、いきを すった。ほんとの ことを、いう? それとも、よろこばせる、やさしい うそを、つく? ……ヒナは、どう する?

7 / 7
えらんでください

あなたなら、どうする?

タップして えらぶ