
ほっかいどう、ゆきまつりの まちへ
The Snow Castles of the North
むりょう・7場面
ミチの いえには、ふしぎな「たびのちず」が あります。にっぽんの ちずの どこかに ランプが ともると、たびの はじまりの あいず。きょう ともったのは——ちずの てっぺん。ひしがたに ひろがる、おおきな おおきな しま。「ほっかいどうだ! ちずが よんでる!」 はりきる ミチの よこで、ミケは あかい マフラーを さんかい ぐるぐる。きみも ちずの うえで、ひしがたの しまを みっけ できるかな?

ついた ばしょは——まっすぐな みちの まんなか。みちは じめんの はてまで のびて、そらは どこまでも ひろい。「でっかい……!」 ふたりの こえが、そろいました。くるまで いちにち はしっても、はんたいの はしまで つかないほど。ほっかいどうは、にっぽんで いちばん おおきいのです。ミケの ひげに ゆきの つぶが ひとつ。さむいけど、むねは わくわくです。

しらかばの もりを、そーっと あるきます。さいしょに 気づいたのは、もちろん ミケ。「……みっけ」。ゆびさす えだの さきに、まっしろで まんまるな ことり! 「シマエナガだ! 『ゆきのようせい』って よばれてるんだよ」と ミチ。そのとき、くさむらから キタキツネが ひょっこり。ふさふさの しっぽが、ゆきの うえで ゆれました。ここでしか あえない いきものたちが、この もりに くらして いるのです。

もりを ぬけると、いちばから いいにおい。ゆげの むこうに、ごちそうが ずらり! ぷちぷち きらきらの いくらどん。あまい とうもろこし。ほかほかの じゃがいもに、バターが とろり。「うみの ごちそうも、はたけの ごちそうも、ぜんぶ この しまの うまれなんだよ」。ミケの しっぽは、もう まっすぐ。いただきまーす!

ひが かたむいて、さむさが ぐっと ましました。ミケは ぶるぶる、もう げんかい。「けいかくでは、よるの ひかる おしろも みるはず なのに……」 こまる ミチの よこで、ミケが ルーペを そっと そらへ かざしました。「……みっけ」。ルーペの なかに、ろっかくけいの ほしが ひとつ。ふってくる ゆきの けっしょうは、ひとつひとつ かたちの ちがう、そらからの たからものでした。ミチの めが きらり。「そうだ! さむい ときは、うごいて あたたまる! さくひんを さがして あるこう!」

ほっかいどうが にっぽんいちの さんちの ごちそう、三つは どこ? のこり 3こ
さっぽろの おおどおりは、ゆきの さくひんと おいしそうな やたいで いっぱい! あるいて さがせば、からだも ぽかぽかです。「この しまが にっぽんいちの さんちの ごちそうが、三つ かくれてるよ」。ゆげたつ じゃがいも。めいぶつの やきとうきび。あったかい ぎゅうにゅう。——ぜんぶ みっけ できるかな?